【中古】【茶器/茶道具　香合】　大樋焼き　飴釉　亀ノ洲　仙叟好写し　10代　大樋長左衛門作　（亀の洲）

●中古品-良い
●亀ノ洲香合（かめのすこう）とは…洲は洲浜台からきたもので、その形をとっている。
洲浜台は海岸の出入りする浜辺の形を模した台で、元来、殿上人の歌合などの儀式にもち出されるものであったが、次第に諸種の祝宴に飾られるようになり、松を中心に鶴亀・尉と姥などを配する。
仙叟はその祝意を香合に表わすべくこの香合を好まれた。
総体に飴釉で覆われ、亀の彫塑はかなり綿密で、それだけ別につくって貼り付けられており、特に首をもち上げていることを見所としている。
本歌（本物）は裏千家に伝来し、世に伝えられているものは大方玄々斎が弘化2年、仙叟　150年忌のときに写させたもので、大樋　5代目の作ということになる。

サイズ：約縦5.7×横10.4×高3cm
作者：10代　大樋長左衛門作
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【10代　大樋長左衛門（奈良年朗）】　大樋焼き
昭和02年　9代　長左衛門の長男として石川県金沢市生まれ
昭和24年　旧制東京美術学校（間：東京藝術大学）工芸科卒業
昭和25年　「日展」初入選
昭和31年　「日展」北斗賞、以後多数
昭和42年　史上最年の39才で「日展」審査員を務める（以後、1972・1976・1988・1997・201・2004年にも再任）
昭和62年　10代　大樋長左衛門を襲名
昭和63年　石川県陶磁協会会長、金沢大学教授
平成09年　ロチェスター工科大学より名誉博士号・石川県美術文化協会理事長・現代工芸美術家協会理事長
平成11年　日本芸術院会長
平成15年　第1回茶道文化振興賞
平成16年　日本陶磁協会特別記念功労首・第36回「日展」審査主任・【文化功労者】
平成17年　金沢市名誉市民
2008年平成20年　「日展」顧問<> 2009年平成21年　「陶冶斉拝命記念：個展」（全国巡回）
平成23年　【文化勲章】受賞・石川県名誉県民
平成28年　10代　長左衛門を11代年雄に譲り、大樋陶冶斉を襲名
令和05年　10月　96才没・死没日時をもって天皇陛下より従三位に叙された。
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箱：木箱